当院が選ばれる理由

背中を押した、母からの言葉

「怪我でも病気でも苦しんだのなら、その分、人の苦しみを理解して、 癒すことをもできるはずだよ」
学生時代、闘病生活を送る母からそんな言葉で勧められたのが 治療家の道を志すきっかけとなりました。
中学で野球部に所属した私は、入部早々、上級生たちと同じ練習メニューに取り組んだ結果、腰椎分離症を発症してしまいました。
「運動能力が高いのだから、腐ってないでちゃんとケアして、こっちに来い！」
練習に参加できず、歯がゆい思いをしていた時、当時の担任教師が顧問を勤める陸上部にスカウトされ、転部。
この中学校時代の経験が、『ケアの大切さ』とともに、『怪我をせずに運動能力を上げる方法』を自ら研究するきっかけとなり、今の自分にとっての治療スタンスとなりました。
その後は陸上競技で挙げた競技成績により、名門高校へ推薦入学。いっそう部活動に打ち込む生活を送っていた最中、祖母の突然の死去。さらに父親の癌、そして母親までも癌だったことが相次いで発覚しました。幸い父の癌は早期発見だったものの、母は「余命半年も持たない」と宣告され、ショックのあまり、自分自身もパニック障害を発症。部活の練習中や 授業中、または自宅でも突然の発作や失神するなどの症状に苦しみました。そんな時にかけてくれた、冒頭で紹介した母からの言葉。この言葉を糧に、自分自身も過去に施術を受けた「鍼灸」の道と西洋医学を取り入れながら手技で治療する「柔道整復師」の道、その双方を極めることを決意し専門学校へと進学しました。その専門学生時代に、母が他界。約5年間の闘病生活でしたが、その期間中に生まれた孫（兄の子）を見る時の母の顔色の変化、そして嬉しそうな笑顔を見る経験をしたことで、人と人との繋がり、そこで生まれる喜びもまた、人間の生きる気力や元気に大きく影響することを実感しました。

柔道を経て、美容鍼灸の道へ

柔道整復師の資格を取得し、整骨院で約3間の修行の後、新たな師のもと、鍼灸治療の基礎となる中医学を徹底的に習得。そんな日々の中、今の妻と出会い、恩師に「二人なら大丈夫だから」と背中を押されて25歳で結婚、開業。
その後、ご縁があった『財団法人日本美容鍼灸マッサージ協会』で、同会理事でもある上田隆勇先生の『ハリウッドスタイル上田式美容鍼灸 治療セミナー』に参加。このセミナーがきっかけとなり、のちに札幌では3番目となる『ハリウッドスタイル上田式美容鍼灸®』の認定治療院となりました。実際に治療を受けた患者の方が、これまでの鍼灸以上に高い治療効果でお顔の状態が良くなる姿を目の当たりにし、自分自身も感銘を受けたこの治療法。現在は、地域の各病院とも連携し、漢方や運動療法、アロマも加味して独自のメソッドを発展させています。
札幌市内を始め江別、北広島、恵庭といった近郊、またはオーストラリアなど海外から訪れるゲストの悩みと向き合いつつ、時には『ハリウッドスタイル上田式美容鍼灸®』の認定講師として、後進の育成に努める毎日を送っています。

きっかけは、息子とヨガスクールの生徒たちの言葉

「先生、ここが痛いんだけど」「これってどうなの？」
自分の主催するヨガスクールで、生徒から次々に問いかけられた、体調に関する質問。自分の知識不足で答えられないことに歯がゆさを感じる中、かつて自分がヨガを学んだアメリカ人の先生が鍼灸師だったこと思い出し、自分自身も鍼灸師を志すきっかけとなりました。
そもそも、ヨガスクールを始めたきっかけは高校卒業後にさかのぼります。元々、高校卒業後は好きな料理の道に進むため、調理師免許取得を目指して専門学校へ進学し、イタリアンレストランで勤務。忙しい日々の中で結婚、出産を経験するも、シングルマザーとなり実家へ戻ることに。その後は父の会社で事務員として働きながら、幼い息子の育児に追われる毎日。また、当時は腰痛、坐骨神経痛や無力感にさいなまれ、うつ状態に陥ることもしばしばありました。
「このままじゃいけない」と思いながらも行動できずにいたある日、「ママ、昔はライオンみたいだったけど、今はカバだよね」と息子（当時5歳）に言われたことがショックで、一念発起！まずは自分の体調管理に努めようと、独学で行っていたヨガを改めて学び始めました。そして息子が８歳になった頃、『全米ヨガアライアンス』におけるヨガインストラクター資格の取得を目指してトレーニングを受けるため、息子を連れて渡米。もちろん、ヨガに関する授業はすべて英語。さらに解剖学、筋肉、骨格など初めて学ぶことばかり。その上、朝から晩までヨガを行い、帰宅後は宿題をこなさなくてはいけません。くたくたになりながらも充実した日々を過ごし、努力の甲斐あって試験に合格！念願の資格を取得して帰国しました。
帰国後は自ら主催するヨガスクールを開講。晴れた日は公園でヨガを開催し、ナイトヨガ、キャンドルヨガなど様々なヨガでたくさんの生徒さん達に教える経験が新たな道を示してくれました。
そして、冒頭で紹介した生徒さんからの質問を通して、鍼灸師を目指す決意が生まれるのです。

2度目の出産から生まれた、新たな想い

鍼灸師の資格を取る決意の元、改めて専門学校へ進学。在学中はアルバイトとして鍼灸整骨院で治療院のイロハを学びながら級友達と様々なセミナーや勉強会に参加して知識の習得に励みました。その結果、卒業時には学校長賞、学科長賞、3年間皆勤賞の三冠を達成。「学校創立以来の快挙」と評価され、卒業後は非常勤講師として教壇に立つ機会も得ました。 卒業後は、中国国籍で中国医師免許・日本鍼灸師免許を持つ恩師に師事。約3年間の勤務後、現在の夫である院長と出会い、結婚。2人の想いをこめた『みのりの森治療院』を開業しました。開業後には２度目の妊娠、出産も経験。その時、自分自身に施術した鍼灸治療による妊婦ケアの効果が極めて高いことを実感しました。当時は、妊婦に対して禁忌であるとされる治療方法も自ら試すなど、「未来の患者さんの為に」と自分の信じる治療方法を探し続けていました。そして、無事に長女を出産。女性にとって、妊娠・出産がもたらす経験の素晴らしさを改めて噛みしめるとともに、『高齢出産の危険性』『6組に1組が不妊治療を行っている』『不妊治療の末にできた子どもを虐待してしまう』などの不妊治療にまつわる現状を知り、「妊娠を望むカップルに幸せになってほしい」という想いが生まれました。そして、その想いから一念発起し、新たに不妊カウンセラーの資格も取得しました。現在も、年に数回、東京へと足を運んで講習を受け、最新の研究結果、治療方法などの情報を収集。進学した大学院でも大切な研究テーマとして掲げ、不妊治療に訪れるカップルの治療だけではなく、結婚・出産適齢期の女性に向けた啓蒙活動にも取り組んでいます。

美容鍼灸が気づかせてくれた、本当の「美」のチカラ

鍼灸師として経験を積む日々の中、巡り合ったのが美容鍼灸です。その効能として現れる精神的な高揚が女性の心身にとって活力を与え、健康的な美しさを引き出す源となることを実感。新たな研鑽の日々が始まりました。 約2年間の研鑽・模索の後、院長の薦めで上田隆勇先生の『ハリウッドスタイル上田式美容鍼灸®』のセミナーを受講。 認定治療院の認定を受けた後は、院長とともにこれまで培った『ハリウッドスタイル上田式美容鍼灸®』の治療技術で多くのゲストに向き合いながらも、さらなる知識を深めるべく大学院に進学。
勉学や研鑽に励む日々を送りながら、今は母校である専門学校の教壇や美容鍼灸の認定講師として、この業界の未来を担う人材の育成にも取り組んでいます。